色々な・・・ 3
鑑別不能型身体表現性障害というのは、これまで述べた身体表現性障害に該当しないその他のケースであるが、実際には身体表現性障害の大半がこれに該当する。
なぜなら、検査してもはっきりした異常がないのに身体症状が続く、しかし心気症でもないし、身体化障害ほど多くの症状はない、症状は痛みにかぎらない、心理的な誘引が必ずしもはっきりしない、といったケースは皆ここに分類されるからです。
さて、Aさんはどの分類に当てはまるであろうか?すでにおわかりのように、これは「心気症」の典型例です。
Aさんの場合、何か病気ではないかとの心配が中心で、いくら合理的に説明しても納得しない。
そのことに考えがとらわれっぱなしであることなどから、明らかに心気症と診断できるのです。